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執筆者の写真くどう まやか

ワンちゃんのしつけ、絶対にこれだけは教えて!3選

更新日:2月23日

こんにちは!大阪市福島区にある犬の幼稚園、oluolu dog schoolの工藤です。

みなさん、ワンちゃんを迎えてはじめに教えることと言えば、やっぱりオスワリではないでしょうか?

当店にいらっしゃる方にお家でやっているトレーニングを尋ねると、「おすわり、お手、ごはんの前のマッテ」の3つを教えている方が多いかなと思います。


トレーナー目線で、絶対にこれだけは教えて!という「行動」を3つご紹介します!


目次


①オイデ


犬しつけ教室

お預かりしているoluoluの生徒にまず最初に教えるのがおいでです。

おいでは、何気なくワンちゃんを呼びかけるときに使っていることが多いと思いますが、実はワンちゃんの命を守るもっとも重要な行動です


遊びに夢中になっているとき、お外やお出かけ先など、違うシチュエーションで…

いつでもどこでもオイデの言葉で寄り道せずに飼い主のもとに戻ってこれるように教えていきましょう。


たとえばワンちゃんが興奮しているときや、何かに吠えてしまったとき、そして万が一にもリードが離れてしまったときに、オイデができるようになっているとワンちゃんの気持ちを静めて命を守ることができます。


oluoluでは、ワンちゃんと楽しく遊んでいるときや、窓に人や犬の通りがあって吠えそうなときはすかさず呼び戻しを行います。

特にワンちゃんと夢中になって遊びすぎると、興奮しやすくなったり、好きなものを前にしたときに声が耳に入らなくなるので、丁寧に練習していきます。


お家での注意点

「うちの子、何かに夢中になっているときはなかなか声が届かない…」というときは、ぜひオイデの練習をたくさんしてあげてください。

用もないのに呼んだり、おいでで呼んで捕まえた後にハウスにいれた・お手入れされた…などワンちゃんにとって不都合なことが起こると、呼んでも来なくなってしまいます。

おいでと呼んだら絶対褒めてもらえる!いいことがある!という学習を積み重ねてもらいましょう。


②アイコンタクト



犬の幼稚園

ここでいうアイコンタクトは2種類あります。

「こっちを見てね!」という合図の後に見る”注目のアイコンタクト”と、何も言わなくても”自主的に見上げるアイコンタクト”です。


注目のアイコンタクトは、つまりお名前を呼ばれた時に注目するということです。

これも、オイデと同様、ワンちゃんの問題行動を未然に防いだり、命を守ることに繋がる大切な合図のひとつ。

愛犬にニックネームをつけている場合は、注目してほしい時の呼び方と、どっちでもいいよ~というときの呼び方を分けて、それぞれ統一するようにしましょう。


そして、自主的に見上げるアイコンタクトは、集中の証。

ママたちに対して聞く耳をもってるよ~!集中しているよ~!というワンちゃんからの合図です。

もしくは、「どうしたらいいかな?」とお伺いをたてる行動でもあります。

どの行動を教えるのにも、集中していない状態でいくら話しかけてもそれはBGMと同じ。聞き流すうちに、その言葉の価値がどんどん下がってワンちゃんに無視されるようになってしまいます。


お家での注意点

・名前で叱ったり、目を見て叱らない

・お名前を連呼しない

・目をみたときに、とにかく褒める

です。やっても意味がない、何もないと思うと目を見るという行動はどんどん減っていってしまうので、しっかりほめて伸ばしていきましょう。


③オスワリ


大阪犬のしつけ教室

こちらは大半の飼い主さんが教えていると思うのですが、大切なのはシチュエーションです。


ゴハンの前だけオスワリ、オヤツをあげるときに見せながら上に掲げてオスワリ…など、ご褒美でつっているとオスワリの真価を発揮できません

もちろん、オスワリという言葉を理解するまではオヤツの誘導を使って行動を教えていきますが、その先にはステップがあります。


サークルやクレートから出るとき、お散歩に行くときのドアの出入り、飛びつきやすいシチュエーション、交差点で信号待ちしているときなど、ワンちゃんに落ち着いていてほしいときに食べ物を見せつけなくても座れることが理想です。


また、やってほしくない行動の代替えの行動としてオスワリができるようになると、困った行動を望む行動に変容することができます。

一番よくあるのが飛びつき。撫でてほしい、抱っこしてほしい、何かが欲しいという要求のときに飛びつくワンちゃんは結構たくさんいますが、飛びつきは興奮しやすくなるうえに足や腰を痛める原因にもなってしまいます。


大型犬であれば、人間側のケガや事故の原因にもなりかねません。

なにかをしてほしいときは座ったら叶えてもらえる。という学習を重ねてもらうことで、飛びつきという行動をオスワリで代替えすることができます。


フセはよりワンちゃんに落ち着いてほしい時などにつかうことがほとんどなので、オスワリができたらフセも教えておくとよいでしょう。


お家での注意点


オスワリができたときに、しっかりほめることが大切です。

よく見かけるのが、暴れたり興奮したりしているときにオスワリを合図するものの、座ったら何も褒めない…という光景です。

これでは、ワンちゃんからすると座っても何もいいことは起きないけど、暴れたり興奮したりしているときに飼い主さんが構ってくれると学習してしまいます。

声をかけるタイミングは、必ずワンちゃんがしてほしい行動をとったときです。


教えてほしいしつけまとめ


いかがでしたか?

ドッグトレーニングにおいて、教えることは数多くもちろんこれ以外にも大切なことはたくさんあります。

しかし、この3つが基礎中の基礎。これらができれば、ツイテ・マッテ・フセなどの行動も教えやすくなります。


そして、最も大切なポイントは「いつでもどこでもどんな状況でもできる」ということです。

限られたシチュエーションや環境ではなく、ワンちゃんの心境が変わるシチュエーションになってもできるようにコツコツ練習してみてくださいね。



おまけ


今回紹介した生活の中で使用頻度の高い行動は、oluoluのしつけ教室「葉っぱクラス」で教えていきます。

やってみたいけど、やりかたがわからない!

お家ではできるけど、他のシチュエーションでもできるようにしたい!

という方は、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

※葉っぱクラスはようちえんクラスご参加済の方のみ受講していただけます。






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